Mistir Library

小さな図書館。ひたすら語ります。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ 5』ーーもはや言ったもん勝ち(褒め言葉)を読む

こんにちは、Mistirです。 読書録12 榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ 5』 またノゲノラかよ!!!この読書録!!!現在12冊中3冊ノゲノラだぞ!!! ……許してください。最近、頭使う本読むのが疲れるんです……「資格勉強が忙しいから」とか色々言えるけど……ア…

榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ 4』ーー熱くなってきた心理戦を読む

Mistirです。読書録11 榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ 4』 うん、良いね。実に良い。 ギャグ、痛々しさ、シメるところはシメる緩急。どれもやっぱり高水準のラノベだと思う。中学生でこんなん読んだら変な方向に影響されてしまうで。いや、この歳でも結構来…

岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』ーー 「自己啓発の起源にして頂点」そして「極限のアンチテーゼ」を読む

こんにちは、Mistirです。読書録その10 岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』 ぶっちゃけ、クソ要素のオンパレードですよね。 「話題沸騰」の「自己啓発」、「泣ける」と「評判」のアドラー「心理学」で、挙句にタイトルが『嫌われる勇気』。偏見じみた言い方…

村上春樹『アフターダーク』ーー小説とカメラの存在、そして執拗に続く「追跡」を読む

こんにちは、Mistirです。読書録その9 村上春樹『アフターダーク』 皆さんご存知、村上春樹です。……が。このアフターダークという小説、春樹の小説としては「異端」と言ってもいいかもしれない。というのもこの小説。まず、「主人公」が不明瞭です。春樹の小…

Mistirの自己紹介

こんにちは、Mistirです。この記事は、最近Twitterで読書好きの方からたくさんフォローいただけるようになったので、自己紹介しておきます。 大学でフランス文学を勉強してた新米社会人です。専門はジョルジュ・バタイユでした。自我や自意識が小説で小説で…

中村淳彦『ルポ 中年童貞』ーー中年童貞の悲劇と、悲劇を眺める「僕らの姿」を読む

こんにちは、Mistirです。読書録その8 中村淳彦『ルポ 中年童貞』 TwitterのフォロワーであるTさんにオススメ頂いた本です。 僕は基本、オススメ頂いたら読むようにしてます。……だがTさん、僕に何故これを勧めたッ!……深くは言わないですが、僕は「中年童貞…

榎宮祐『ノーゲーム・ノーライフ』ーーラノベ界の「古畑任三郎」を読む

こんにちは、Mistirです。読書録その7。 通称『ノゲノラ』。 1巻〜3巻の内容をまとめて語ろうと思います。アニメ化もされた人気作で、作者が有名なイラストレーターっていう変わり種の作品。もちろん自分自身で挿絵も中身も担当してる。どんな小説かっつ…

諸星悠『空戦魔導士候補生の教官』ーー読んでて恥ずかしくなるラノベを読む

こんにちは、Mistirです。読書録その6。 諸星悠『空戦魔導士候補生の教官』 なんでこの小説を読んだ!俺!ワルブレが好きだからだよ!! と言ってもなんのことか分からない人が大半だと思うので、軽く説明しておく。聖剣使いの禁呪詠唱というアニメがあった…

デール・カーネギー『道は開ける』ーー自己啓発の「聖域」を読む

こんにちは、Mistirです。読書録その5。 デール・カーネギー『道は開ける』 どこかの7つの習慣と同じく、神格化されてる自己啓発本ですね。 ちなみに7つの習慣はコンプリートすると龍を召喚できるそうです。嘘です。さてさて。こちら、『道は開ける』ですが……

牧野武文『情報は貯めるだけ貯めなさい』ーースマホ黎明期、クラウドへの期待感を読む

こんにちは、Misitrです。 今回の本はこちら。 牧野武文『情報は貯めるだけ貯めなさい』 260ページ程ある本ですが、意図的に速読して30分ほどでちゃちゃっと読みました。 というのも。 普段からクラウド(Evernote) を使ってる人には役に立たない…… じゃあ何…

丸戸史明『冴えない彼女の育て方』ーーかなり気持ち悪いメタ構造を読む

こんにちは、Mistirです。今回はこの本。 丸戸史明『冴えない彼女の育て方』 ラノベセールで買った一冊。アニメ化してる有名な作品、ということだけは知っていた。作者が有名なエロゲーのライターさんだとは知らなった。いかにもフェミニストにケンカを売り…

有吉弘行『お前なんかもう死んでいる』ーーやりがいの「全否定」を読む

こんにちは、Mistirです。今回の本は、こちら。 有吉弘行『お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ50の法則』 なんていうか、途方もなく「偽悪的」な本である。ウェイウェイ系の「やりがいを持ちましょう!」だとか、そういった自己啓発やビジネス書に拒…

森見登美彦『太陽の塔』ーー執拗なまでの「両義性」を読む

こんにちは、Mistirです。最初の読書録は、この本から残そうと思う。森見登美彦『太陽の塔』 この本は、大学時代に一回と、今回の合計二度読んだ。 もしかすると三度読んでるかもしれないが、覚えていない。僕は、森見登美彦という作者が好きではない。……い…

読書に対するスタンスって案外難しいんだぜって話

こんにちは、Mistirです。読書録の記事に入る前に、ちょっとだけ読書に対するスタンスってのを語っておこうと思います。「忘れる読書」っていう言葉があります。 読んで、ひたすら忘れていく。その中にも積み重なるものがある。表層化しない無意識の中に堆積…

読書ブログ開設のお知らせ

こんにちは、Mistirです。普段、別のブログ書いてたんですが…… 最近、書くことに飽和を感じてきました。読書の話題はキリがないので避けてきました…… っつーことで。キリがない読書の話題を延々と書くためだけのブログ開設することにしました。 自分の読書録…

Mistir Libraryは、amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。